ようこそ小海中学校へ ~ 中学校説明会 ~

 小学校から6年生をお迎えして、制限のある中ですが工夫しながら無事に実施することができました。中学1年生が緊張しながらも、中学校のことを「わかってほしい」「伝えたい」という願いをもとに一生懸命に活動しました。6年生のみなさんも発表にしっかり注目している姿がありました。本校の1年生にとっても、6年生にとっても、これからの成長が楽しみになるよい機会であったと思います。わずかな時間ではありましたが、直接的にかかわることの大切さをあらためて感じました。小学校のみなさん、ありがとうございました。

【校長講話より】
 この小海中学校には長野県でNO.1という自慢があります。さて何でしょう?
 「小海町北相木村南相木村中学校組合立小海中学校」
 とても長い名前です。これは小海町と北相木村と南相木村、1つの町と2つの村が力を合わせた「中学校組合立」の学校だからです。長野県の中学校は全部で192校あり、組合立というのは4校です。どこも長い名前です。その中で小海中学校が一番長い名前です。つまり、長野県でNO.1ということになります。みなさんが入学したら、自動的に「長野県でNO.1」となるわけです。

 さて、いよいよあと4か月でみなさんは中学生となります。
 「そろそろ中学入学に向けた準備をしなきゃ」「中学での生活リズムに徐々に変えていかなきゃ」という気持ちになったり、「そんなんじゃあ、中学校で困るよ」などと言われたりすることもあるかもしれません。先のことを考えてみることは大切なことです。しかし、もっと大事なことは、今の小学校での生活を、自分にとって、みんなにとって「気持ちのよい」ものにすることです。
 例えば、勉強です。もしかしたら中学に入って困るかもしれないと考えて不安になっている人はいませんか?小学校6年間で学んだ内容をしっかりと理解しておくことはとても大事です。そのためには、今の毎日の授業を大切にすることが一番の近道です。誰かに「勉強しなさい」と言われてではなく、自分の「?」「!」をもとにしながら、お互いに考え合って、「できた!」「わかった!」をめざして学んでください。
また、児童会の委員会活動やクラスの係活動もそうです。もし、まだやり終えていない活動や仕事があるなら、しっかりとやり遂げておくことが「気持ちいい」につながります。
 さらに、友だち関係もそうです。うまくいかなかったことやわだかまりが残っているとしたら、ぜひ、勇気をもって、その人と話したり、相談したり、行動したりしてスッキリさせておくことが大事です。そのためには、自分自身で意識して取り組むだけではなく、まわりの人たちのあり方が大事になってきます。もし、自分のまわりで小学校時代のことにきちんと区切りをつけようとしている人を見かけたら、しっかりと協力してあげてください。そして、ぜひ、そのような人になってください。

 みなさんは各小学校で最高学年としての責任を背負っていると思います。あと4か月の小学校生活が「気持ちのよい」ものになるように、自分のために、仲間のために、そして1年生から5年生のみなさんのためにがんばってください。
 来年の4月、お互いにさらに成長して、この小海中学校で会いましょう。心待ちにしています。