3学期終業式

 明日の卒業証書授与式を前に、本日3学期終業式を校内テレビ放送で行いました。
 各学年の代表者による所感発表、校長講話を各教室のモニターで見ながらの式でしたが、これまでの積み重ねもあり、発表の後には各教室で拍手が響き合うといった様子がありました。
 保護者の皆様、地域の皆様には、本校の教育活動をお支えいただき、感謝申し上げます。今後とも引き続きご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

校長講話「感謝」紹介
 3学期の始業式の最後に次のように話しました。
3学期は「感謝」の学期です。何に、誰に感謝をするのでしょうか。それぞれが春に花を咲かせるために、この寒い時期に何に耐えるのか、どう過ごすのか考えてみましょう。…
 今日は私からみなさんに2つの感謝について話します。

みなさんの「成長に感謝」です。
 先ほど3学期を振り返って、代表のみなさんから発表がありました。それぞれの成長やこれからの課題、新年度に向けての決意が語られました。みなさん一人一人にも成長したこと、これからの課題があると思います。3つの点から考えてみましょう。
「共に学ぼう 自ら学ぼう」
 たくさんの?や!があって、みんなで考えたり、活動したりすることで、わかったり、できるようになる。そういう授業を先生方はめざしてきました。どうでしたか。自分にとって「確かな力」はつきましたか。それは「自分で学ぶ力」につながっていますか。
「いっぱい話そう 学校を楽しもう」
 この1年間の中で、自分にとってよいこともそうでないことも含めて、心が動くときがたくさんあったと思います。「みんながいて、自分がいる」と感じられる場所が学校です。クラスや学年、生徒会、部活動で、楽しいと感じられる時、そういう瞬間を自分でつくることができましたか。
「ふるさとをもっと知ろう 心を寄せよう」
 小海中学校区やこの南佐久地域には、すてきなひとやもの、ことがたくさんあります。私もこの1年間でたくさん発見しました。ちなみに上白石萌音(かみしらいし もね)さんも語っています(動画視聴)。コロナ禍で制限された活動もありましたが、これからもチャンスはたくさんあると思います。ぜひ活かしたいですね。

みなさんのこれまでの「取組に感謝」です。
 3学期の終業式を無事に迎えることができました。感染予防の対策をきちんとやってきたからこそ、今日のこの日があります。学級や学年閉鎖・臨時休業などをすることなく学校生活を送ることができたことが本当によかったと思います。
 理想ですが、この先の未来に新型コロナウィルス感染症と私たち人類の関係が「闘い」ではなく「お付き合い」になるのも近いのではないかと感じています。爆発的な感染力が「怖さ」なのですが、感染対策の基本はわかってきています。もちろん「マスク着用」や「黙食」「ふれあう活動が制限される」ことがずっと続くのは嫌です。そのバランスをどうやってうまくやっていくかが課題だと思います。
 こんな川柳もおもしろいですね(サラリーマン川柳紹介)。ちなみにこのコロナ流行の前に毎年大変だったインフルエンザはほとんど発生していません。このことは、予防対策をしっかりやれば防ぐことができるという一つの例だと思います。
 また、「どうしてよいか全くわからない」不安や心配が差別や偏見につながることも学びました。正しい情報を知り、自分のことや相手のこと、みんなのことを一生懸命に考えなければならない、ということが本当の「闘い」なのかもしれません。4月に新たな地で、新たな学年で爽やかな笑顔でスタートができるように、この春休みもこれまでの努力を続けましょう。

 一昨日の3年生を送る会 テレビ放送での開催となりましたが、心がつながる素晴らしい会でした。本物の中学生として成長した1年生、立派に生徒会を引き継いだ2年生のみなさんに感謝です。そして3年生、本当にありがとう。贈る言葉は明日までお楽しみにしていてください。

 明日は卒業証書授与式です。感謝の気持ちでつながる素敵な1日になることを願っています。