2学期スタート

始業式の校長講話より  主語は「私」
 みなさんはどんな2学期を過ごして、どんな自分になりたいですか。まずはちょっとがんばれば実現しそうな目標を定めるのもよいと思います。2学期が始まる今日は、これからの自分について考える1日にしましょう。
 2学期は85日間です。1学期に学んだことをさらに本物の力にするチャンスです。さまざまな行事や活動もあります。自分を成長させるチャンスです。主語は「私」です。なんとなくみんなと一緒にいないと勉強できないとか、誰かに言われないとその気になれないとか…ではなく、「私」(自分)が感じて、考えて、このことをやろうと決めて、失敗を恐れずにチャレンジするのです。それが「自学自習」ということです。
 あなたはどんな2学期を過ごして、どんな自分になりたいですか。みなさんの目の前にある新品の黒板に、みなさんのどんな学びが刻まれていくかがとても楽しみです。期待しています。
 まだまだとても暑い夏が続いています。新型コロナウイルス感染症や大雨による災害、熱中症など、全国各地で厳しい状況が続いています。命を守ることは何よりも大切です。これまで以上に、基本的な予防対策を意識して続けましょう。そして想像力でみなさんの優しさを広げてほしいと願っています。

 最後に詩を紹介します。まずはこれを見てください。
 「6」「9」「15」「77」
 「8月の…」というとわかるのではないでしょうか。8月6日・9日は広島・長崎に原子爆弾が投下された日です。8月15日は終戦の日です。今年で77回目を迎えます。日本の夏は、みなさんのおじいさんやおばあさん、ひいおじいさんやひいおばあさんが体験された戦争のことを考える貴重な機会でもあります。また、みなさんも知っているように、今この時にも世界では戦争で傷つき命を失っている現実があります。
 紹介する詩は小学2年生の女の子が書きました。6月23日の沖縄での追悼式で発表されたものです。沖縄にとって今年は戦後77年というだけでなく、日本復帰50年という節目の年です。この詩から、みなさん自身が感じたこと・考えたことを大切にしてほしいと願っています。